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就活の基礎知識

都筑区でうつ病から社会復帰へ リワークと就労移行支援の使い分け

「リワークと就労移行支援って何が違うの?」など、よくある3つの疑問の吹き出し

うつ病で仕事を離れて、「そろそろ働きたい」と思えてきたとき。

うれしいはずの気持ちなのに、調べはじめると知らない言葉ばかりで、疲れてしまった——という声を、よく聞きます。

わからないのは、あなたのせいではありません。制度の名前が、まぎらわしいだけなのです。

先に答えをお伝えすると、分かれ目は「会社に籍があるかどうか」。たったひとつだけです。

今回のコラムでは、リワークと就労移行支援の違いを、図解と表でやさしくまとめました。

分かれ目は「会社に籍があるかどうか」

休職中はリワーク、退職後は就労移行支援と分かれることを示した図

リワーク(復職支援)は、いま休職中で、元の職場に戻ることを考えている方のための仕組みです。

就労移行支援は、会社を辞めた方や、辞めることを決めた方が、新しい職場で働く準備をゆっくり進めるための福祉サービスです。

ふたつを並べると、違いはこう見えます。

リワーク 就労移行支援
使う方 休職中の方 会社を辞めた方・決めた方
目指すところ 元の職場に戻る 新しい職場で働く
おもな場所 病院・クリニックや公的機関 就労移行支援事業所
期間のめやす 数か月前後の方が多め(個人差があります) 原則2年まで
費用 病院は通院と同じ扱い、公的機関はお金がかかりません 多くの方は自己負担0円(前年の世帯所得によります)

「自分はどっち側かな」と、ざっくり眺めるくらいで大丈夫です。

休職中の方へ

リワークには、通っている病院やクリニックで受けるプログラムのほか、公的機関(障害者職業センター)が行う支援もあります。

休職中の方が選べる3つの道(医療機関のリワーク・リワーク支援・就労移行支援)をまとめた図

プログラムでは、決まった時間に通う練習や、疲れをためない働き方の整理など、職場に戻ったあとを見すえた準備を重ねていきます。

「休職中だから、就労移行支援は使えない」と思われがちですが、休職中でも使えるケースがあります。

使えるかどうかは、住んでいる市区町村が決める仕組みです。だから、ご自身で答えを出せなくても大丈夫。

いまの様子をありのまま話せば、あとは一緒に考えてもらえます。

会社を辞めた方・辞めることを決めた方へ

環境を変えて、新しい場所でやり直すという道も、まったく後ろ向きではありません。

就労移行支援は、生活リズムを整えるところから、パソコンの練習、応募書類や面接の準備まで、少しずつ進めていける場所です。

使うときは、お住まいの区の窓口で手続きをして、「受給者証」を受け取ります。都筑区では、センター南駅近くの区役所が窓口です。

難しそうに見えますが、手続きの進め方も、相談しながらで大丈夫です。

就労移行支援を使うまでの流れ(相談・見学、区の窓口で手続き、受給者証を受け取る、通所スタート)を示した図

相談や見学は、受給者証をもらう前の段階からできます。順番は気にしなくて大丈夫です。

決める前に、知っておくと安心なこと

先に知っておくと安心なことのチェックリスト(休職中の方と会社を辞めた方、2つずつ)

先の見通しが少しあるだけで、心は軽くなります。あてはまるところだけ、ゆっくり眺める気持ちで十分です。

休職中の方は、いつまで休めるか(会社の決まり)と、傷病手当金をいつまでもらえるか(同じ病気では合わせて1年6か月まで)がわかっていると、あせらずに先の予定を考えられます。

あまり知られていませんが、傷病手当金は、条件がそろえば退職したあとも続けて受け取れる場合があります(退職日までに、勤め先の健康保険に続けて1年以上入っていたこと、など。参考: 全国健康保険協会の案内)。

「休職が終わったら収入がゼロ」とは限らないのです。

会社を辞めた方は、就労移行支援に通えるのは原則2年まで、と知っておくと、いつから始めるかをゆっくり考えられます(審査で延ばせるときもあります)。

体調が戻るまで動けないときは、失業手当をもらい始める時期を後ろにずらせる仕組みもあります(延長の手続きが必要です)。

通院のお金が気になるときは、自己負担が軽くなる制度(自立支援医療)もあります。

どちらの道でも、急いで決めなくて大丈夫。いつか誰かと話すときの、小さなメモになれば十分です。

よくある質問

休職中でも、見学はできる?

できます。見学や相談は、休職中の方も受けられます。「まだ何も決めていない」段階のほうが、むしろふつうです。

障害者手帳を持っていないと、使えない?

手帳がなくても、主治医の意見書などで就労移行支援を使えるときがあります。あきらめる前に、一度確かめる価値があります。

申請から受給者証が届くまで、どのくらいかかる?

市区町村での審査があるため、数週間から1か月ほどかかることがあります。届くのを待つ間に、相談や見学を先に進める方が多いです。

家族が代わりに話を聞きに行ってもいい?

だいじょうぶです。ご本人がまだ動きづらい時期は、ご家族だけの相談から始まることもよくあります。

復職のつもりだったけれど、転職に気持ちが変わってきたら?

目指す先が変わったら、使う仕組みもあとから変えられます。復職を目指していた方が、途中から就労移行支援で新しい職場を探しはじめることもあります。

いつでもご相談お待ちしています

「自分はどっちなんだろう」と、迷ったままでかまいません。

リワークか、就労移行支援か。受給者証はどうすればいいのか。答えが出ていないまま、私たちステップキャリア(都筑区・センター南駅すぐの就労移行支援事業所)で、気軽に話していただけます。

相談や見学は無料で、受給者証がまだなくても、休職中の方でも大丈夫です。

ここまで読んでくださったこと自体が、もう大きな一歩です。

つぎの一歩は、とても小さくてかまいません。

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