就労移行支援の交通費は?|助成の金額と手続き(横浜市)




通いたい気持ちはあるのに、毎日の電車代やバス代を考えると、ためらってしまう——という声を、よく聞きます。
通う日数が多いほど家計にひびく、当たり前の悩みです。
先に、いちばん大事なことをお伝えします。横浜市には、就労移行支援などへの通所にかかる交通費を、市が一部を出してくれる制度があります。
しかも、申請の手続きは通う事業所がまとめてやってくれる仕組みで、ご自身で区役所に行く必要はありません。
今回のコラムでは、いくら出るのかと、受け取りまでの流れを、横浜市の要綱(制度の決まりごとを書いた文書)をもとにやさしくまとめました。
横浜市には、通所の交通費を助けてくれる制度があります
制度の名前は「横浜市障害者施設等通所者交通費助成」。中身はシンプルです。
横浜市に住んでいる15歳以上の方が、就労移行支援などに通うとき、家から事業所までの交通費の一部を市が出してくれます。
対象になる通い方は、電車・バス(タクシーは入りません)と、自家用車(四輪)です。
自家用車は、障害の様子などから、ほかに通う方法がない場合にかぎる決まりです。
ひとりでの外出がむずかしい方の送り迎えをするご家族など(送迎介助者)の分も、対象に入っています。
あてはまるかどうかの確認は、事業所と市が一緒に進めてくれます。
いくら助けてもらえる? 金額の決まり方
電車・バスの場合は、「片道の運賃 × 実際に通った回数」の形で決まります。
ただし上限があり、「6か月定期券の値段」をこえません。回数で数えた額と定期代をくらべて、安いほうが出る仕組みです。
| 通い方 | 計算のしかた | 上限 |
|---|---|---|
| 電車・バス | 片道の運賃 × 通った回数 | 6か月定期券の値段 |
| 自家用車(四輪) | 1kmにつき20円 × 通った回数(片道ごと) | ー |
ネットでは「月1万円まで」という説明を見かけますが、いまの要綱に、月ごとの上限額の決まりはありません。
障害者手帳の割引や、福祉パス(福祉特別乗車券)の対象になっている方は、割引や乗車券で乗れる分を引いた額になります。
実際の金額(単価)は、申請のときに市が先に決めてくれます。だから、ご自身で計算できなくても大丈夫です。
手続きは、事業所がまとめて行う仕組みです
あまり知られていませんが、ご本人が区役所へ申請に行く制度ではありません。
要綱で、本人は通う事業所に委任状をわたして、請求と受け取りを任せる、と決められています。
ご本人がすることは、委任状を書くことと、ふだんの通り道(経路)を伝えること。あとの申請や請求は、事業所が進めます。
戻ってくるお金は、半年分ずつまとめて受け取ります。4月〜9月分と、10月〜3月分に分かれています。
だから、ふだんの交通費はいったん自分で払い、あとからまとめて戻ってくる形になります。
市から事業所にお金が届いたら、事業所はすぐに本人へわたすことも、要綱で決められています。
就労移行支援という仕組みを、いちから知りたいときのために、別のコラムがあります。
関連記事: 就労移行支援とは?対象・費用・利用までの流れをやさしく解説
よくある質問
なお、見学・体験は無料です。
くわしい計算は、申請のときに市がやってくれます。
ほかの市にも、似た制度がある場合があります。住んでいる市の窓口や、見学先の事業所で確かめられます。
いつでもご相談お待ちしています
細かい決まりを、ぜんぶ覚える必要はありません。
通う事業所を決めるときに、一緒に確かめれば十分です。
交通費はどうなるのか、手続きはなにから始めるのか?
など、詳しい相談なども私たちステップキャリア(都筑区・ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐの就労移行支援事業所)で、気軽に話していただけます。
※今回の内容は、2026年7月時点の要綱(令和6年9月25日改正)にもとづいています。