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就労移行ステップキャリアSTEP CAREER INC.
AI・プログラミング

発達障害とAI活用|仕事の困りごとを道具で軽くする(横浜市都筑区)

こんにちは、ステップキャリアです。
横浜市の都筑区で就労移行の事業所を運営しています。

今回の記事では「発達障害のある方のAI活用」について解説しますね。

予定を忘れたり、メールの文章に時間がかかったり…。仕事の困りごとが多くて、自分を責めてしまいます。
がんばりだけで乗り切らなくて大丈夫ですよ〜。リマインダーやAIの下書きなど、困りごとを道具で軽くするやり方がありますよ。
道具に助けてもらって、いいんですね。

仕事の困りごとを、努力の足りなさとして受け止めてきた方に向けた記事です。

先に、いちばん大事なことをお伝えします。困りごとを軽くする道具の多くは、スマホやパソコンにはじめから入っています

道具を使うのは、目が悪いときにメガネをかけるのと同じことです。

今回のコラムでは、仕事の困りごとをAIやデジタルの道具で軽くする考え方と、合う道具の探し方をまとめました。

困りごとから出発すると、道具が選べます

発達障害のある方からは、予定の管理や、あいまいな指示の受け取りに困っている、という声があるといわれています(厚生労働省も、特性の「代表例」という形で紹介しています)。

「代表例」という言葉のとおり、特性も困りごとも、一人ひとりちがいます。

だから、「発達障害だから◯◯の道具」という決め方はしません。自分の困りごとから出発して、道具を当てはめていきます。

予定を忘れやすいときはリマインダーやカレンダーの通知、口頭の指示を聞きもらしやすいときは音声メモや文字起こし、文章づくりに時間がかかるときはAIの下書き、優先順位がつけにくいときはやることリストやAIとの整理、という困りごとと道具の組み合わせを示した図

困りごとの例 道具の例
予定や締め切りを忘れやすい リマインダー・カレンダーの通知
口頭の指示を聞きもらしやすい 音声メモ・文字起こし
文章づくりに時間がかかる AIの下書き・言い回しの調整
優先順位がつけにくい やることリスト・AIとの整理

表は「正解の一覧」ではなく、見本帳のようなものです。道具の多くは、スマホやパソコンにはじめから入っている機能で、特別な機械はいりません。

自分の困りごとの整理のしかたは、別のコラムでまとめています。

関連記事: 発達障害と働き方|自分に合う仕事の見つけ方(横浜市都筑区)

AIが手伝いやすいのは、「ことば」のまわりです

AIと聞くと、身がまえてしまうかもしれません。実際は、話しかけるように文字で頼める道具、というとらえ方で十分です。

とくに助けになりやすいのは、ことばのまわりの作業です。

AIが手伝いやすい場面として、文章の下書き、長い文の要約、読み上げ、考えの整理の4つを示した図

たとえば、メールの下書きを、たたき台として作ってもらえます。ゼロから書くより、できた文を直すほうが楽になります。

あいまいな頼まれごとを貼りつけて、やることのリストに直してもらう使い方もあります。何から手をつけるかが、目に見える形になります。

ひとつだけ、大事な前提があります。AIは魔法ではなく、特性を変えるものでもありません。

AIの役目は、作業の負担を軽くすることです。答えにまちがいがまじることもあるので、最後は自分の目で確かめる形が基本になります。

合う道具を探す練習は、一緒にできます

合う道具は、一発では決まりません。試しては確かめる、の繰り返しで見つかっていきます。

合う道具の探し方として、困りごとを1つえらぶ、道具を1つだけ試す、しばらく使って様子を見る、合えば続けて合わなければ交代する、の4ステップを示した図

コツは、一度に1つだけ試すことです。まとめて変えると疲れてしまい、どれが効いたのかも分からなくなります。

合わない道具があっても、失敗ではありません。「合わない」と分かった発見も、自分を知る材料のひとつです。

合う道具を探す練習は、就労移行支援の訓練のなかでも一緒にできます。パソコンにふれた経験が少なくても、基本の操作からで大丈夫です。

関連記事: 就労移行支援のパソコン訓練|学べることと進み方(横浜市都筑区)

見つかった道具の工夫を「自分の取扱説明書」に書きためておくと、職場に配慮を相談するときの材料にもなります。

関連記事: ナビゲーションブックとは|自分の取扱説明書の作り方(横浜市都筑区)

よくある質問

Q
パソコンやスマホが得意ではなくても、AIの道具は使えますか?
A
はい、大丈夫です。AIの道具の多くは、話しかけるように文字で頼むだけで動きます。
訓練では、文字の打ち方など基本の操作から一歩ずつ練習できますので、いまの時点で使えなくても心配いりません。
Q
職場で道具を使うのは、わがままになりませんか?
A
わがままではありません。職場には、働きやすくする工夫を一緒に考える「合理的配慮」という仕組みもあります。
使いたい道具と場面をまえもって整理しておくと、相談のときに伝えやすくなります。整理の準備も、訓練のなかで一緒にできますよ。
Q
AIを使えば、苦手はなくなりますか?
A
AIは、特性や苦手を変える道具ではありません。作業の負担を軽くして、力を出しやすくするための道具です。
合う・合わないは一人ひとりちがいますので、少しずつ試しながら確かめていく形になります。
Q
道具を試したのに、続きませんでした。向いていないのでしょうか。
A
向いていない、と決めるのはまだ早いかもしれません。道具の側が合っていなかっただけ、ということがよくあります。
別の道具に変えると急に楽になることもありますので、一緒に探し直せます。

いつでもご相談お待ちしています

どんな道具が合うかは、ひとりで考えこまなくて大丈夫です。
実際にさわって、確かめながら決めていけます。

自分の困りごとには、どんな道具が合うのか。AIには、何からふれてみればいいのか?

など、気になることは見学のときに一緒に確かめられます。ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐですので、気軽にお越しください。


※今回の内容は、2026年7月時点の制度にもとづいています。

参考: 厚生労働省「発達障害の特性(代表例)」

この記事の監修者
サービス管理責任者 高木
高木
サービス管理責任者
福祉歴7年

福祉の現場で7年、働くことを目指す方の支援に携わってきました。ステップキャリアではサービス管理責任者として、お一人ずつの体調やペースをうかがいながら個別支援計画をつくり、次の一歩を一緒に決めていくことがやりがいです。神奈川県・横須賀出身です。

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