仕事が続かないのはなぜ?|辞めたくなる背景と次の考え方(横浜市都筑区)

こんにちは、ステップキャリアです。
横浜市の都筑区で就労移行の事業所を運営しています。
今回の記事では「仕事が続かない理由」について解説しますね。



働きはじめても、数か月で辞めてしまう。転職をくり返すうちに「自分はどこに行っても続かない」と思うようになった——という方に向けた記事です。
辞めるたびに、自分を責めてきた方も多いはずです。
先に、いちばん大事なことをお伝えすると、仕事が続かないのは、気持ちの弱さで決まるものではありません。職場の条件と自分との合わなさが、背景にあることが多いためです。
今回のコラムでは、辞めたくなる背景を4つに分けて、責めずにふり返る考え方と、次の道をまとめました。
続かない背景は、4つに分けられます
「続かない」とひとことで言っても、中身は人によってちがいます。まずは、よくある背景を4つに分けてみます。
1つめは、職場と自分の合わなさです。仕事の速さ、音や人の多さ、決まりのゆるさ・きびしさなど、職場の条件が自分に合わないと、どれだけ頑張っても疲れがたまります。
2つめは、体調の波です。眠れない日が続く、朝が起きられない、気分がしずむ時期がある、など体の側の理由で続かなくなるのは、めずらしいことではありません。
3つめは、人間関係です。上司との相性、雑談の輪に入れないつらさ、頼み方や断り方のむずかしさなど、仕事の中身よりも人との関わりで消耗する方も多くいます。
4つめは、仕事の覚え方です。口で一度に言われた指示を覚えきれない、あいまいな頼まれ方だと手が止まる、など覚え方の型が職場のやり方と合わないと、まわりからは「やる気がない」と見えてしまうことがあります。
4つのうち、どれか1つだけとはかぎりません。体調の波が人間関係のつらさを大きくする、というように、重なり合っていることも多いです。
辞める理由は、あなただけのものではありません
国の調べでも、職場の条件や人との関わりは、仕事を辞める理由の上位にあります。
厚生労働省の「令和6年雇用動向調査」では、前の仕事を辞めた理由として、女性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が12.8%、「職場の人間関係が好ましくなかった」が11.7%でした。個人の事情を除くと、上位の2つになっています。
| 前の仕事を辞めた理由 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 労働時間や休日などの条件が悪かった | 12.8% | 8.6% |
| 職場の人間関係が好ましくなかった | 11.7% | 9.0% |
| 給料など収入が少なかった | 8.3% | 10.1% |
(令和6年(2024年)の1年間に転職した方の中での割合。厚生労働省「令和6年雇用動向調査」より)
働く場所の条件や、人との関わりで辞めるのは、働く人の中で広く起きていることです。「自分だけが続かない」と感じていても、数字で見ると、めずらしい理由ではありません。
「続かなかった」は、次に合う条件の手がかりになります
辞めた経験は、失敗の記録ではなく、自分に合わない条件の記録として読み直せます。
ふり返るときの問いは、3つだけで十分です。
1つめは、どんな場面でつらくなったか。朝の出勤か、電話か、忙しい時期か、と場面が分かると、次に避けられる条件が見えてきます。
2つめは、体調はどうだったか(眠れていたか、食事はとれていたか)。体調がくずれてから辞めた形なら、仕事の中身より先に、体調を整える順番が合っています。
働く人の疲れのたまり具合を自分で確かめる目安は、厚生労働省の「こころの耳」というサイトにも載っています。
3つめは、だれかに相談できていたか。ひとりで抱えたまま限界を迎えた形なら、次は「相談できる相手がいる職場」という条件が加わります。
3つの問いに、いま答えられなくてもかまいません。ふり返りは、支援スタッフと一緒に進めることもできます。
特性か体調かで、入口がちがいます
4つの背景のうち、どこがいちばん重かったかで、次に読む入口が変わります。
覚え方や、やりとりのつらさが、職場を変えても同じ形でくり返されるなら、得意・不得意の型(特性)を先に整理すると、次の選び方が変わります。
特性の整理のしかたは、発達障害のある方に向けたコラムにまとめています。診断がなくても、得意・不得意を整理する考え方は同じです。
関連記事: 発達障害と働き方|自分に合う仕事の見つけ方(横浜市都筑区)
気分の落ちこみや、眠れない日が続くなど、体調のつらさが中心なら、通院中の方は主治医に「仕事が続かない」とありのまま伝えられると安心です。
新しい職場に入るたびに体調をくずす形の方には、適応障害と診断されたときの働き方をまとめたコラムがあります。
関連記事: 適応障害と診断されたら|無理なく働きつづける方法(横浜市都筑区)
どちらか分からない、両方ある、という方も多くいます。分けきれないままの相談で大丈夫です。
次は「準備してから」という道があります
また働きはじめるとき、いきなり次の求人に応募する形だけではありません。
就労移行支援では、ふり返りから始めて、自分に合う条件を整理し、職場実習で試してから、配慮の伝え方まで一緒に準備できます。
合わない条件が分かっていれば、求人を選ぶ段階で避けられます。合う条件は、面接や入社のときに、配慮として会社と相談できます。
辞めた回数が多くても、相談の入口は同じです。何社めであっても、話は「つらかった場面」から始められます。
就労移行支援の仕組みや、対象となる方、費用の決まり方は、別のコラムにまとめています。
関連記事: 就労移行支援とは?対象・費用・利用までの流れをやさしく解説
次に進むこと自体がこわい、という方には、こわさの正体を分けて考えるコラムがあります。
関連記事: 働くのが怖いと感じるとき|こわさの正体と最初の一歩(横浜市都筑区)
よくある質問
書き方や伝え方は、支援スタッフと一緒に整理できます。
眠れない、気分がしずむといったつらさが続いているなら、主治医に「仕事が続かない」ことも合わせて伝えられると安心です。
辞めた理由を条件の言葉に直す作業は、ひとりでやらなくてかまいません。
言葉になるまでに時間がかかっても、相談を止める理由にはなりません。
いつでもご相談お待ちしています
続かなかった理由を、ひとりで言葉にできなくて大丈夫です。
辞めた回数が多いままでも、相談できます。
自分は特性の側なのか、体調の側なのか?
など、気になることは見学のときに一緒に確かめられます。ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐですので、気軽にお越しください。
※今回の内容は、2026年8月時点の制度にもとづいています。
参考: 厚生労働省「こころの耳」

福祉の現場で7年、働くことを目指す方の支援に携わってきました。ステップキャリアではサービス管理責任者として、お一人ずつの体調やペースをうかがいながら個別支援計画をつくり、次の一歩を一緒に決めていくことがやりがいです。神奈川県・横須賀出身です。
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