障害者雇用の在宅ワーク|家で働く形と準備のしかた(横浜市都筑区)

こんにちは、ステップキャリアです。
横浜市の都筑区で就労移行の事業所を運営しています。
今回の記事では「障害者雇用の在宅ワーク」について解説しますね。



働きたい気持ちはあるのに、満員電車や、人の多い場所を思うと足がすくんでしまう——という方に向けた記事です。
先に、いちばん大事なことをお伝えします。会社に雇われて、家で働く「在宅の障害者雇用」という形があります。
ひとりで仕事を取ってくる働き方ではなく、会社の一員として、家で働く形です。
今回のコラムでは、在宅の2つの形と、求人票で見るところ、家で働くための準備をまとめました。
家で働く形は、2つあります
在宅の障害者雇用は、通勤する障害者雇用と同じように、会社と雇用契約を結んで働きます。ちがうのは、働く場所が家になることです。
応募に障害者手帳を使うのが一般的、という点も同じです。
ひとつめは、完全在宅。出社がなく、仕事も会社との連絡も、すべて家から進める形です。
ふたつめは、一部在宅。週に数日だけ出社して、残りの日は家で働く形です。出社の回数は、会社ごとに決まりがちがいます。
| 完全在宅 | 一部在宅 | |
|---|---|---|
| 出社 | なし | 週に数日など |
| 会社との連絡 | 文字のチャットなどが中心 | 顔を合わせて話せる日がある |
| 通勤の負担 | ない | 出社の日だけ |
| 合いやすい方 | 通勤や人の多い場所がつらい方 | 家だけで働くのは不安な方 |
完全在宅は、通勤の負担がないぶん、連絡のほとんどが文字になります。一部在宅は、顔を合わせて相談できる日を残した、中間の形です。
完全在宅か、一部在宅か。体調や生活に合わせて、合うほうから考えていけます。
在宅でも、働きやすくする工夫を会社と一緒に考える決まり(合理的配慮)は変わりません。通勤のむずかしさも、相談できることのひとつです。
「連絡は、ビデオ通話より文字のほうが落ち着いて話せます」のような伝え方も、配慮の相談として、めずらしいものではありません。
障害者雇用という入り口の仕組みは、別のコラムでまとめています。
関連記事: 障害者雇用と一般雇用のちがい|どちらで働くかの考え方(横浜市都筑区)
在宅の求人票は、3つのところを見ます
在宅の求人は、データ入力や書類づくりのような、事務系の仕事が中心です。パソコンがあれば、家からでも進められるためです。
1つめは、仕事の内容。「在宅OK」の文字だけでなく、家でどんな作業を進めるのかまで書かれた求人のほうが、働く姿を想像しやすくなります。
2つめは、連絡の取り方。文字のチャットが中心か、ビデオ通話もあるか。連絡の回数やタイミングは、働きやすさに直結します。
3つめは、研修の形。はじめの研修だけ出社して仕事を覚える求人もあれば、研修から家で受けられる求人もあります。
「完全在宅」と書かれていても、研修の期間は出社、という形もあります。応募の前や面接のときに確かめられます。
勤務時間や週の日数も、通勤の求人と同じように、求人票で確かめられるところです。在宅でも、短い時間から始める形の求人があります。
事務の仕事の中身は、別のコラムでくわしくまとめています。
関連記事: 障害者雇用の事務職とは|仕事の中身と目指し方(横浜市都筑区)
家で働く準備は、3つに分けられます
在宅は、通勤がないから「楽」、とはかぎりません。楽かどうかではなく、合うかどうかの働き方です。
まわりに人がいないぶん、自分で仕事の区切りをつける場面が増えます。備えておくところを、チェックリストにしました。
1つめは、働く場所づくり。家の中に「仕事をする席」を決めるだけで、仕事と休みの切りかえがしやすくなります。
2つめは、時間の区切り。始める時間と終える時間、休けいの時間を決めて、生活のリズムに仕事をのせていきます。
3つめは、文字での報告・連絡・相談。在宅では、「終わりました」「わからない点があります」を、文字で伝える場面が中心になります。
顔が見えないぶん、短くてもこまめに送れると、会社も自分も安心できます。「5件まで終わりました。残りはあすになりそうです」のような短い文で十分です。
チェックが埋まっていなくても、あきらめる必要はありません。在宅に向けた準備は、就労移行支援の訓練で、ひとつずつ練習していけます。
パソコンの基礎も、文字での報告・連絡・相談も、決まった時間に取り組むリズムづくりも、訓練で毎日あつかう中身です。
通う日数も、少ない日数から始める形があります。
関連記事: 就労移行支援は週何日から?|少ない日数で始める形(横浜市都筑区)
よくある質問
ただ、完全在宅だけに絞らず、一部在宅もふくめて探すと、選べる幅が広がります。探し方は、支援員と一緒に考えられます。
体調のことは主治医と相談しながら、合う働き方を一緒に探していけます。
在宅の仕事で毎日つかう、チャットの書き方や、ファイルの保存・整理も、同じ場所で身につけられます。いまの時点で使えなくても大丈夫です。
雇用契約があると、労働時間の決まりや、配慮を相談できる仕組み(合理的配慮)に守られながら働けます。
いつでもご相談お待ちしています
通勤がつらいから働けない、ではありません。
家で働く形も、考えていける道のひとつです。準備はいまから始められます。
在宅の求人はどうやって探すのか、完全在宅と一部在宅のどちらが合うのか?
など、気になることは見学のときに一緒に確かめられます。ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐですので、気軽にお越しください。
※今回の内容は、2026年7月時点の制度にもとづいています。
参考: 厚生労働省「障害者雇用対策」

福祉の現場で7年、働くことを目指す方の支援に携わってきました。ステップキャリアではサービス管理責任者として、お一人ずつの体調やペースをうかがいながら個別支援計画をつくり、次の一歩を一緒に決めていくことがやりがいです。神奈川県・横須賀出身です。
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