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就労移行ステップキャリアSTEP CAREER INC.
就活の基礎知識

個別支援計画とは|通い始めに一緒に作る計画の中身(横浜市都筑区)

こんにちは、ステップキャリアです。
横浜市の都筑区で就労移行の事業所を運営しています。

今回の記事では「個別支援計画」について解説しますね。

通いはじめに「個別支援計画」を作ると聞きました。目標なんて、まだ何も決まっていなくて…私に作れるのでしょうか。
計画は、サービス管理責任者が面談で希望を聞きながら、いっしょに作るものですよ〜。目標が決まっていない状態から始めて大丈夫です(^^)
ひとりで書いて出す書類ではないんですね。少し安心しました。

「通いはじめに、個別支援計画を作ります」と聞いて、書類や目標という言葉に身がまえてしまった——という方に向けた記事です。

計画と聞くと、しっかりした目標を自分で決めて、書いて出すもののように思えます。

先に、いちばん大事なことをお伝えします。

個別支援計画は、本人の希望を土台にして、サービス管理責任者が面談をしながら、いっしょに作るルールになっています。ひとりで書いて出す書類ではありません。

今回のコラムでは、計画の中身と、作る流れ、3か月ごとに見直す仕組みをまとめました。

個別支援計画は、通い方の設計図です

個別支援計画は、就労移行支援を使う一人ひとりに作られる、支えかたの計画書です。国のルール(指定障害福祉サービス基準)で、事業所が作ることになっています。

作るのは、サービス管理責任者というスタッフです。計画づくりを受けもつ人として、事業所ごとにいることになっています。

計画に書く中身も、国のルールでおおまかに決まっています。

本人と家族の希望、支援の方針、目標といつまでに達成するか、支援の内容、気をつけること、という個別支援計画に書く5つの中身を並べた図

書くこと 中身のイメージ
本人と家族の希望 どんな生活・働き方をしたいか
支援の方針 希望に向けて、どんな方向で支えるか
目標と、いつまでに 「午前だけ週3日通う」を3か月で、など
支援の内容 パソコンの練習、生活リズムづくり、面接の練習など
気をつけること 体調の波、通院の日、苦手な場面など

目標は、大きなものでなくてかまいません。「朝、決まった時間に起きる日を増やす」のような、生活の目標から書く形もあります。

通う日数や時間も、計画の中で決めます。少ない日数からはじめて、あとから増やす書き方もできます。

関連記事: 就労移行支援は週何日から?|少ない日数で始める形(横浜市都筑区)

就労移行支援の仕組みぜんたいは、別のコラムにまとめています。

関連記事: 就労移行支援とは?対象・費用・利用までの流れをやさしく解説

作る流れは、面談から始まります

計画ができるまでの手順も、国のルールで決まっています。順番に見ていきます。

面談、原案づくり、話し合い、説明と同意、計画を受け取る、という個別支援計画ができるまでの5つの流れを示した図

1つめは、面談です。サービス管理責任者が、いまの体調や生活の様子、希望を聞きます(アセスメント)。

面談では、なんのために話を聞くのかを、先に説明するルールになっています。「なにを聞かれるのか分からない」まま進むことはありません。

2つめは原案づくりで、面談で聞いたことをもとに、受けもつスタッフが計画の案を書きます。書くのは本人ではなく、スタッフの仕事です。

3つめは話し合いで、本人と、支えるスタッフとで、案の中身を確かめます。希望とちがうところがあれば、話し合いの中で直せます。

4つめは説明と同意で、案の話を聞いて、納得できたら、書面で同意します。ご家族といっしょに聞く形も相談できます。

5つめは、できあがった計画を受け取ることで、本人に渡すことが決まっています。手もとに残るので、あとから見返せます。

横浜市の案内でも、新しく通いはじめる方の計画は、通いはじめの日までに作っておくのが望ましいとされています(令和6年8月・横浜市の資料)。通う前に、希望を聞く時間がきちんとある、ということです。

なお、受給者証を申しこむときには、相談支援専門員などが作る「サービス等利用計画」という、もうひとつの計画があります。個別支援計画は、サービス等利用計画をふまえて、事業所が作ります。

サービス等利用計画 個別支援計画
作る人 相談支援専門員など 事業所のスタッフ(サービス管理責任者)
作る時期 受給者証が出る前 通いはじめの日まで(が望ましい)
中身 くらしぜんたいの目標と、使うサービスの組み合わせ 事業所での支えかたの目標と中身

関連記事: 横浜市で受給者証を取る流れ|就労移行支援の手続きと窓口(都筑区)

見学や体験のときには、まだ計画は作りません。計画づくりがはじまるのは、受給者証が出て、通うことが決まってからです。

関連記事: 就労移行支援の見学とは|当日の流れと見るところ(横浜市都筑区)

関連記事: 就労移行支援の体験とは|見学とのちがいと過ごし方(横浜市都筑区)

土台になるのは、あなたの希望です

計画の土台は、本人の希望です。国のルールには、面談で「利用者の希望する生活」をつかむこと、「自己決定の尊重」に気を配ることが書かれています。

希望は、まとまった言葉でなくてかまいません。「朝起きられるようになりたい」「人と話す練習がしたい」のような一言で十分です。

自分で決めるのがむずかしいときに、決めることを支えるのも、ルールに書かれたサービス管理責任者の役目です。

面談で話すことの例を、あらかじめ知っておくと、当日の緊張が少し減ります。

いまの体調と生活、得意と苦手、働き方の希望という3つに分けた、個別支援計画の面談で話すことの例を示したチェックリストの図

いまの体調と生活は、朝起きる時間や、ねむれているか、通院の予定など。

得意と苦手は、続けやすい作業や、苦手な場面など。分からなければ「分からない」で大丈夫です。

働き方の希望は、通いたい日数や時間、目指したい仕事など。決まっていない項目は、決まっていないまま伝えられます。

すべてに答える決まりはありません。話せることだけで、計画は作れます。

3か月ごとに、見直す仕組みがあります

計画は、作って終わりではありません。通いはじめたあと、計画どおりに進んでいるかをスタッフが確かめ(モニタリング)、決まった区切りで見直します。

就労移行支援では、少なくとも3か月に1回以上、計画を見直すルールになっています。6か月に1回の仕組みが多いなかで、短めに決められています。

3か月ごとのふり返りで、いまの計画がきついなら減らす・変える相談へ、ちょうどいいなら続ける・少し増やすへ、という個別支援計画の見直しの分かれ道を示した図

体調の波で通えない日が増えたときは、日数や時間を減らすほうに変えられます。目標が守れなかったことは、責められるもとではなく、計画を直すもとになります。

ぎゃくに、通えている日が増えてきたら、少し先の目標に進む形に変えられます。

3か月を待たなくても、体調や気持ちが大きく変わったときは、途中で見直しの相談ができます。変えるときも、面談・説明・同意という同じ流れで進みます。

よくある質問

Q
目標が、まだ何も決まっていません。計画は作れますか?
A
作れます。面談で希望を聞きながら、スタッフがいっしょに形にしていきます。
最初の計画は「まず生活のリズムをととのえる」のような、小さな目標からはじめる形がよくあります。
Q
計画に書いた目標が守れなかったら、どうなりますか?
A
守れなかった目標は、計画を直すためのもとになります。責められることも、通えなくなることもありません。
見直しのときに、目標の大きさや通う日数を、いまの体調に合わせて置きなおします。
Q
3か月を待たずに、計画を変えられますか?
A
変えられます。3か月は「少なくとも」の区切りで、体調や気持ちが大きく変わったときは、途中でも見直しの相談ができます。
変えるときも、面談と説明のあとに同意する、同じ流れで進みます。
Q
家族も、面談や説明に同席できますか?
A
計画の説明は、本人かご家族にすることが、国のルールに書かれています。ご希望があれば、ご家族がいっしょに聞く形を相談できます。
ぎゃくに、ひとりで聞きたいときは、ひとりで聞く形で大丈夫です。
Q
サービス管理責任者とは、どんな人ですか?
A
計画づくりを受けもつスタッフです。国のルールで、事業所ごとに1人以上おくことになっています。
面談から見直しまで、計画にかかわる場面で顔を合わせる相手です。

いつでもご相談お待ちしています

計画づくりは、通いはじめに、いっしょに進めます。
希望が言葉になっていない状態のままで、かまいません。

面談ではなにを聞かれるのか、目標はどのくらい小さくていいのか?

など、気になることは見学のときに一緒に確かめられます。ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐですので、気軽にお越しください。


※今回の内容は、2026年8月時点の制度にもとづいています。

参考: e-Gov法令検索 指定障害福祉サービス基準(第58条・第184条)

参考: 横浜市健康福祉局「個別支援計画を作成するにあたって」(令和6年8月)

この記事の監修者
サービス管理責任者 高木
高木
サービス管理責任者
福祉歴7年

福祉の現場で7年、働くことを目指す方の支援に携わってきました。ステップキャリアではサービス管理責任者として、お一人ずつの体調やペースをうかがいながら個別支援計画をつくり、次の一歩を一緒に決めていくことがやりがいです。神奈川県・横須賀出身です。

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