障害者雇用の職務経歴書|ブランクがあるときの書き方(横浜市都筑区)

こんにちは、ステップキャリアです。
横浜市の都筑区で就労移行の事業所を運営しています。
今回の記事では「障害者雇用の職務経歴書」について解説しますね。



履歴書はなんとか書けた。でも職務経歴書は、療養していたあいだをどう書けばいいのか分からず、白紙のまま——という方に向けた記事です。
働いていない時期があると、「書くことがない」「見られたら落とされそう」と感じやすいものです。
先に、いちばん大事なことをお伝えします。ブランクは、理由を短く書いて、いまの状態を添えれば大丈夫です。
療養中に整えてきたことも、書ける材料になります。
今回のコラムでは、職務経歴書の基本の形、ブランクの書き方の例文とNG例、経験が少ないときの「できること」の棚おろしをまとめました。
職務経歴書は、履歴書とは役割がちがいます
履歴書が「自分の基本のこと」を伝える書類なら、職務経歴書は「どんな仕事を、どんなふうにしてきたか」を伝える書類です。
決まった形はなく、A4の紙1〜2枚ほどにまとめるのがふつうです。パソコンで作っても、黒のボールペンで手書きしてもかまいません(厚生労働省「職務経歴書の作り方」より)。
入れるものは自由ですが、はじめの「標題」「氏名」「日付」と「職務経歴」は外せないもの、とされています。あとは、自分を伝えられるものを選んで足していく形です。
| 入れるもの | 書くこと | 外せるかどうか |
|---|---|---|
| 標題・氏名・日付 | 「職務経歴書」の題、名前、作った日 | 外せない |
| 職務経歴 | 働いた会社、いつからいつまで、仕事の中身 | 外せない |
| 活かせる能力 | パソコンの操作、資格、得意なこと | 選んで足す |
| 自己PR | 性格や、仕事への向き合い方 | 選んで足す |
| 障害について・配慮 | 事実・工夫・お願いの3点 | 障害者雇用では入れる形が多い |
職務経歴の並べ方には、古い順に書く「編年体式」、新しい順に書く「逆編年体式」、仕事の種類ごとにまとめる「キャリア式」があります。迷ったときは、古い順で大丈夫です。
障害について・配慮の欄は、履歴書と同じ「事実・工夫・お願い」の型が使えます。
関連記事: 障害者雇用の履歴書の書き方|配慮事項は3点セットで(横浜市都筑区)
ブランクは、いまの状態とセットで書きます
療養していたあいだは、隠さずに、短く書きます。大事なのは、理由と「いまはどうか」を並べることです。
書き方の部品は3つです。①期間 ②理由をひとこと ③いまの状態と、続けていること。
例文(療養のあと、就労移行支援に通っている場合):「◯年◯月〜◯年◯月 体調をくずし、療養にあてていました。現在は生活のリズムが整い、◯年◯月から就労移行支援の事業所でパソコンの訓練と週5日の通所を続けています」
例文(療養中で、まだ通所していない場合):「◯年◯月〜現在 療養期間。主治医と相談しながら体調を整え、現在は決まった時間に起きる生活を続けています」
つまずきやすい書き方も、3つあります。
1つめは、空白のまま何も書かないこと。読む側は、書かれていないあいだを気にします。
書いていないと、面接で聞かれたときに答えづらくもなります。
2つめは、理由を長く書きすぎること。病気の経過や、前の会社でつらかったことを細かく書くと、仕事の面の話がうすまります。
3つめは、前の会社への不満を書くこと。辞めた理由は「一身上の都合により退職」のように短く書くのがふつうで、前の会社の悪いところは書かないもの、とされています。
会社が知りたいのは、病気のくわしい中身ではなく、「いまは働ける状態に近づいているか」です。療養中に整えてきた生活のリズムや、通い続けていることは、「いまの状態」を伝える材料になります。
書いたことは、面接でくわしく聞かれます。ブランクの答え方は、面接のコラムにもまとめています。
関連記事: 障害者雇用の面接で聞かれること|答え方の例つき(横浜市都筑区)
経験が少ないときは、「できること」を棚おろしします
働いた時期が短い、アルバイトだけ、職歴がない。「書くことがない」と感じる方も多いです。
国(厚生労働省)のパンフレットでは、職務経歴や資格が少なくても、6つの面から自分を伝えられるとしています。
①応募する仕事と関係のあるアルバイトの経験 ②訓練・研修の経験 ③いま勉強している分野 ④自分の性格や行動の特徴 ⑤仕事への姿勢・意欲 ⑥将来の目標、の6つです。
就労移行支援での訓練は、②の「訓練・研修の経験」にあたります。パソコンの練習、面接の練習、会社での実習など、通う中で身についたことは、職務経歴書に書けます。
性格や行動の特徴は、「コツコツ続けられる」「まちがいに気づきやすい」「約束の時間を守る」のような、ふだんの小さなことで十分です。
パンフレットにも「真面目にコツコツと最後まで諦めずやり遂げる」「約束時間には10分前」のような言い方の例が載っています。大きな手がらでなくてかまいません。
働いてきた年数が長い方は、やってきたことを3つの箱に分ける棚おろしのしかたも役に立ちます。
関連記事: 30代・40代からの就労移行支援|いまからの働き方(横浜市都筑区)
職務経歴書は、支援員と一緒に作れます
ひとりで白紙に向かうと、手が止まります。就労移行支援では、棚おろしから下書き、見直しまでを支援員と一緒に進められます。
1つめは、棚おろし。働いた会社、いつからいつまで、できること、療養中に整えたことを、思いつく順に書き出します。
2つめは、下書き。並べる順番と、ブランクの一文を決めます。
3つめは、支援員との見直し。書きすぎ・隠しすぎがないか、出す会社に合っているかを一緒に確かめます。
4つめは、面接の準備。書いた中身をもとに聞かれるので、コピーを手もとに置いて、答え方を練習します。
職務経歴書の下書きも、ブランクの一文も、支援員と一緒に作れます。白紙のままの相談で大丈夫です。
障害の特性と、お願いしたい配慮を先にまとめておくと、「障害について」の欄も書きやすくなります。自分の取扱説明書(ナビゲーションブック)を作っておく形もあります。
関連記事: ナビゲーションブックとは|自分の取扱説明書の作り方(横浜市都筑区)
よくある質問
面接で聞かれたときも、書いたことにそって落ち着いて話せます。
書く材料は、棚おろしの中で見つかります。
働く準備を進めてきたことが伝わります。
病気のくわしい経過までは書かず、仕事にかかわる困りごとと工夫、お願いしたい配慮に絞れます。どこまで書くかは選べます。
書き直しがしやすいのは、パソコンです。
いつでもご相談お待ちしています
職務経歴書は、白紙のままお持ちいただいて大丈夫です。
ブランクの一文は、話しながら一緒に決められます。
ブランクの理由はどこまで書くのか、職歴がなくても出すものなのか?
など、気になることは見学のときに一緒に確かめられます。ブルーライン・グリーンライン「センター南駅」すぐですので、気軽にお越しください。
※今回の内容は、2026年8月時点の制度にもとづいています。
参考: 厚生労働省・ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」
参考: 厚生労働省「職務経歴書の作り方」パンフレット(PDF)

福祉の現場で7年、働くことを目指す方の支援に携わってきました。ステップキャリアではサービス管理責任者として、お一人ずつの体調やペースをうかがいながら個別支援計画をつくり、次の一歩を一緒に決めていくことがやりがいです。神奈川県・横須賀出身です。
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